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【みんなのストーリー_17】派遣会社登録


知り合いの主婦はどんどん仕事を見つけて働き始め自分だけ取り残されたみたいで焦ってきた

「私はこのまま家事と育児に追われおばあちゃんになっていくのかと思うと、ゾッとする!」

「学生時代はあんなに受験勉強して希望の大学にも入り、自分の将来はきっとバラ色だと希望を抱いていた」

はずだった、それなのにそれなのに・・・
朝早くから家族みんなの弁当を作り、
朝食の後片付けを済ませ、
洗濯物を干すために2階のベランダにあがった。

遠くから朝陽がタワーマンションを浮かび上がらせていた。

あのタワーマンションでは私と同じような主婦もいるに違いない、
また違うタワービルではバリバリと働いているキャリアウーマンがいるだろう。

私はといえば、家のベランダで洗濯物を干す毎日が過ぎている。

このままでいいのか、私の人生は家族に縛られたまま過ぎるのだろうか?


思い切って派遣会社に登録してみた


家族の幸せのために私が犠牲になることは私の運命なのかも・・・
いや違う、誰か違うと言って!
私にだって幸せになる権利はあるんじゃない。

じゃ、どうしてこの生活から抜け出せばいいのだろうか?
そもそも抜け出すことが幸せなのだろうか?
家族を捨てて離婚したいわけじゃない。

でも私がしたいことをやり通そうとすれば家族の了解は必要かも。

そうだ、今度家族会を開こう。

みんなに私の気持ちを素直に話してわかってもらおう。

家族会議はすんなり終わった、私が心配するほどでもなかった。

私は次の日から仕事探しのため派遣会社に登録してみた。


毎日とても仕事にやりがいがあり家族からもなんか最近若返ったと言われる。


10年間専業主婦だった私が派遣会社に登録してみたら、
意外にできることが多いことに驚かされた。

そこそこできる英会話、大学時代のアナウンス研究会の経験。

こんなことでも結構世間は見てくれて、
私にできそうな仕事が多いことが分かった。

今は近くの会社で営業の補助を任されている。

毎日がとても楽しく、やりがいもある。

ちょっと仕事で遅くなっても家族は温かく迎えてくれる。

そんな家族にも会社にも感謝の気持ちでいっぱいです。

今第二の青春を謳歌している感じです。

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